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大腸内視鏡検査
大腸がんの早期発見
近年日本でも、食生活の欧米化に伴い、以前は欧米諸国で発症率の高かった大腸がんが増えてきています。
食生活の欧米化を改善するために、動物性脂肪、タンパク質をとりすぎないようにすることも重要ですが、これにも増して重要なのは、病気の早期発見です。
現在、大腸がん検診として、便の潜血反応が用いられておりますが、当然のことながら出血している病気しかわかりません。つまりある程度進行して大きくなった病変でないと陽性になりません。早期がんは、出血しないことが多く、便秘等の症状もありませんから見逃されてしまう危険があります。進行がんの10%、早期がんの50%を見逃してしまうという報告もあります。もちろん便潜血検査が無駄ということでなく、受けないより受けた方が有用であるのは言うまでもありません。
それでは、大腸がんの早期発見に有効な検査は、何でしょうか?それは大腸内視鏡検査です。
大腸内視鏡検査により、進行がんはいうまでもなく、大部分の早期がんの発見が可能です。初期の早期がんは、お腹を切らずに切除することも可能です。
また大腸ポリープは、胃のポリープと異なりある程度大きくなるとがん化するものもあり、これを切除することにより、がんの予防にもなります。
以上から40歳をすぎたら、一度は検査することをお勧めします。
特に検査対象となる方
検診で便潜血陽性を指摘、今まで順調だった排便が急に便秘気味になった、便柱が細くなった等
検査でわかること
大腸ポリープ、大腸がん、大腸憩室、炎症生腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)等