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経鼻内視鏡のメリット
当院では、内視鏡挿入時の苦痛を軽減するために、鼻からの内視鏡(経鼻内視鏡)を行っております。口からの内視鏡は、多少なりとも咽頭反射(風邪の診察の時にへらのようなもので、舌の奥をおされると「オエッ」となった経験があると思います)が起こり、これが胃カメラは、「つらい」いう世間のイメージになっていると思います。
ところが、鼻から挿入された経鼻内視鏡は、咽頭反射がないので、ほとんど吐き気をもよおすことなく、検査ができます。また口から内視鏡を挿入する場合は、検査中に話すことはできませんが、経鼻内視鏡では、検査中に気になったことを質問したり、万が一気分が悪くなったときは、伝えることができます。
また鼻からの内視鏡に抵抗のある方は、経鼻内視鏡を用いて、そのまま経口で施行することもできます。
また当院では、粘膜の表面の微細な血管を観察するNBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光観察)システムを導入し、内視鏡診断を 飛躍的に向上させております。特に咽喉頭から食道にかけてのがんの見落としが少なくなります。
経鼻内視鏡の場合は、鼻腔への局部麻酔を行いますが、麻酔からさめるのも早く、通常口からの場合は、検査後1~2時間は食事できませんが、鼻からの場合は、1時間程度で、水を飲んだり食べたりすることができます。
最後に、内視鏡検査を受けるとなると、苦しいのではないかと心配される方が多いですが、苦痛度は個人差が大きく、内視鏡機器もどんどん良くなっています。検査後の感想で多いのは、「思っていたほど苦しくなかった」というものです。
次のような症状があれば、早めに検査を受けましょう
胃がんでは自覚症状が現れにくく、あったとしても胃腸の病気全般に共通するものなので、症状だけで判断することはできません。しかし、次のような症状があれば、早めに検査を受けましょう。
- 胃の痛み(我慢できるが長時間持続。しみるような痛み)
- 胃の不快感(異物が通る感じ)
- 膨満感、食欲不振、体重減少
- 黒っぽい便
- 貧血
がんは早期発見が大切です。年に一度の検診をおすすめいたします。